2023年10月8日(日)、 えー、おはこんばんにちは。けん爺ちゃんです。 m(_ _)m
先日お伝えした動画の記事本文です。
もう半年前になるので、
かなり以前 少々前の話になりますが、三重の客先駐在で 大量に発生する修理をどうにか処理しようと、アレコレ画策するお話です。
 色々な客先駐在先(1~4人駐在)が ある中で、ここは1人っきりです。普段は平穏ですが、 一旦炎上すると孤軍奮闘になる、とっても悲惨な現場です。
精神暴行罪で訴えたい位です(笑) ※架空の罪状です。
そこらへんは 三現主義じゃダメなのかな?(別ベージで開きます) や、 秘めたままでは 終われない ~YOUは何しに三重県へ?~(別ベージで開きます) で 書いているので省略するとして…
救いがない状況に 高感度に反応し、健やかに狂ってしまいます。
 修羅場の経験が積める 貴重な現場ではあるのですが…ある意味 ここは最高の、そして最低の駐在現場です(笑)
そして、いよいよ熊本へ帰ります。
それでは、どうぞ!
お借りした曲 YOASOBI 「群青」
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●2023(令和5)年 3月
品管 『この修理は…工場返却より 駐在でもう少し調査出来んですか? 工場ではなかなか不具合の再現が取れんとですよね~…』
(゜д゜) 『したいのはヤマヤマばってん、 他の修理もあっけんが手がまわらんつたい。調査して結果が出ても 駐在ではどぎゃんも出けんし…工場返却の検討依頼で回答してよかかな?』

営業 『まぁ、解消の見込みが薄い対応をして 駐在とお客さんの現場を行ったり来たりする位なら、 さっさと工場に戻して本格的に修理した方がいいとは思います』
(゜д゜) 『じゃ、そーゆー事で願います! プルルルル…もしもしー?お世話になっております。 受入れ調査が終了しました。こちらコレコレ等の理由で 工場返却のご検討をお願いします』 (/゜д゜)/ ポイッ
品管(品質管理)、営業、駐在の それぞれの思惑を秘めたメールが飛び交う中、 大量の駐在修理のうち、熊本工場返却の比率を上げた。
(/゜д゜)/ ポイッ (/゜д゜)/ ポイッ (/゜д゜)/ ポイッ
駐在で手がまわらずに 滞留する位なら、熊本工場に戻して本格的に 修理対応した方が、短TAT、且つ不具合の解消率も高いからだ。 当然、駐在での救済率は下落する。
※短TAT たんたっと。製品を納入するまでに要する時間を短くする事。 ※救済率 駐在で修理が完了した割合。全て完了すれば100%、半分を工場に返却すれば50%になる。
 あまりやり過ぎると問題になるが、 営業と協議して現状で許される範囲を見極めながら切り刻んでいく。

(゜д゜) 『…またつまらぬモノを片付けてしまった…』
90%を超えていた救済率が70%程になり、 熊本工場ではけん爺ちゃんの対応を疑問視する声も挙がっているだろう。 しかし、現状の打破が最優先だ。会社の評価など10年前から興味がなくなった。
 とにかく、睡眠時間を削ってでも 全てを賭けて描く。自分にしか出せない色で。


営業 『ようやく修理が落ち着いて来ましたね。 もう次の駐在者も来ますしね…本当にお疲れ様でした』
(゜д゜) 『いや~M山先生のおかげばい! 色々と駐在の立場でサポートしてくれて… 前の営業の人とは大違いで助かったよ(笑)』
今は本社営業にいる同郷の彼は、 どんなやっかい事でも冷静に淡々とこなし、 ユーモアも交えて駐在をサポートしてくれるナイスガイだ。
ひょんな縁で、お互いの兄が友達同士、 お互いの父親も同じ会社で同僚だったという不思議な縁がある。

(゜д゜) 『次に会うのは2~3年後の北上かな? それまでお元気で!お世話になりました』
次の駐在者はベテランのO方君。 肝が据わっているので、少々炎上した位では動じないだろう。 これが新人駐在者だったらと思うと背筋が凍るが、彼なら安心だ。
 帰りの飛行機のチケットが… えっ!?名古屋→熊本が減便?!昼の便が なくなってるから、朝イチか夕方のどちらかを選んでくれって…
朝イチ:早起き(5時起き位?)、午後熊本工場に出社 夕方:昼まで駐在、午後移動
うーん、極端な選択…どっちも嫌だ…。
(゜д゜) 『新幹線を希望します。 12:10名古屋発の、のぞみ25号か 12:47発の、のぞみ27号で帰ります』
これで、やっと… 我が家に!熊本に!帰られる…!
そして、出発の日。

 片付け完了! トイレもせんたっきも掃除済んだ! これでO方君に文句言われたら、もうごめんないさいとしか言えない(笑)
後は家に送る荷物を、宅急便の集荷場に持ち込んで 発送手続きを終えて社用車を駐車場に置けば、晴れて自由の身となれる。
 もう2度と来ないからな! あばよっ!
 そして、発送手続きを終えて コンビニに寄ったその時、店内で突然肩を掴まれた。
振り返ると、30歳位の 女性がスマホ片手に立っている。

『アノ…コレ!見テ!』
(;゜д゜) 『えっ!?』
見せられたスマホには、 何やら翻訳アプリの画面で【私は 野菜が 買いたい】と表示されていた。 や、野菜!?
『ア~…ストア!ストア!』
 店員さんに聞けばいいものの、 何故けん爺ちゃんがターゲットになったのか…美人局? とりあえず周囲を見渡すが本当に1人のようだ。中国人のような気がした。
(;゜д゜) 『ユー、チャイニーズ? ストア…ディス ストリート、ライトターン! アンド ゴー ストレート テン ミニッツ』
とりあえずアピタ桑名店を 案内するが、地理がさっぱりわからないらしく、 困り切った顔をしている。仕事で日本に来たばかりとの事。
 その昔、韓国で同じように 途方に暮れていた時に、韓国の方に助けられた事を思い出した。 今度は、自分が助ける番だ。このバトンを手渡す機会がやってきたのだ。
(゜д゜) 『ゴー、トゥギャザー!マイカー! あ~、死ー止ベルト、プリーズ』
マイカーではないけどw とりあえず車に乗せてアピタ桑名店に向かう。 彼女は英語があまり出来ないらしく、翻訳アプリの音声で返事をする。
『コノ店ハ、遠イデス。私ハ 歩クデス』
(;゜д゜) 『お~ソーリー! ん~アザー ストア ゴー! ユー…ベイジン(北京)?シャンハイ(上海)?』

『ターリエン(大連)!』
(゜д゜) 『お~大連! あ~…、ドンペイレン(東北人)! ウォア…リーベンレン(私は…日本人)(笑)』
『(笑)』
何とか会話らしきものをしつつ ここで生活を始めるという彼女に、今走っている この道路は国道1号線で、桑名駅周辺が栄えている事などを伝える。
そして、種類は少ないが 野菜を扱っている店に送り届けた。笑顔でお礼を伝えられ 貴方は良い人ですとも言われたので、翻訳アプリにこう吹き込んだ。
(゜д゜) 『私ではなく、良い人は貴方です。 貴方が日頃良い行いをしているから、助けてくれる人に 出会えた。私はただ通りかかっただけです。お元気で!』
 どう翻訳されたかはわからないが、 こうやって善意のバトンが巡り巡っていけばいいと思う。 情けは人の為ならず。与えていればいつかは報われると信じて。
さぁ、まずは近鉄線で名古屋駅に向かおう!



 新幹線チケットゲット! 今は特急券はないんやねぇ。 乗車券1枚で済むのはいい事だ。



 いざ、熊本へ。 直帰だから飲もうが寝ようが好き放題!





 帰ってきたどー! 駅ビルのアミュプラザが目の前に…!
まだここには行った事がない。 ある人曰く、入っているテナントが中途半端で 魅力がなく、サクラマチに行った方がマシとの事。うーん。
 まぁ田舎モンの けん爺ちゃんは行く機会はないだろう。 故郷の吸い慣れた空気が、知っている匂いが、体に染み渡っていく…
ただいま、熊本…!



 熊本市内、銀座通りにある 24時間営業の一蘭ラーメンに飛び込み、 我慢していた欲望のおもむくまま、麺を胃袋に注ぎ込む。
(゜д゜) 『ガツガツ… うっひょ~、うんめぇ~』
…こうして、無事に帰熊(きゆう)した けん爺ちゃんは、熊本工場の所属部署に復帰、周囲に 取り残されないように新しい技術の習得に励みつつ、充実した平和な日々を送っていたが…
 …そんな日々は もろくも崩れ去る事になった。 そう、いつの間にか捉えられてしまったのである…。
次回へ続く…。
次回お借りする曲 YOASOBI 「夜に駆ける」
…以上です。 長文を読んで頂き、ありがとうございました。 それでは、また…(;´_ゝ`)
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